輝けなくても走ってく。

泥沼から抜ける覚悟ができた。

I was prepared to get out of the mud.

 

私はずっと何かになりたかった。というよりはただの私でありたくなかった。一方で、多くの人に褒められ愛されているという実感のもとに何も考えず、守られたかった。パックに入ってない卵みたいに優しく扱われたかった。

 

生まれた時から烏骨鶏なライフもあると思うけれど自分として生まれた以上は努力が必要だった。だけど、結局頑張れそうだったことの多くを頑張れなかった。全部怖かった。まさかうまく行くと思えなかったし、ヘンテコなプライドが通せんぼうしてた。とにかく怯えている。たった2つのこの目しか、光のない夜の森を脱出しようともがいていた。そんな自分が好きではない。ずっとそう。

 

甘い言葉に誘惑されてはいけないよ。結局自分を幸せにできるのは自分。これ、いつも忘れちゃう。寂しい女を27年もやっているのにどうして慣れないんだろうね。

 

そんなことを言っているのに私はこの国に、正確にはこの国で出会えたあなたに未練がある。会えないのが寂しいよ。だけどそんなこと忘れて生きていくんでしょう。

 

絶対絶対忘れさせたくない。濃い人物として残させたいの。旅立つ前に伝えてもいい?